
組織処理
通常、固定と凍結保護の後、凍結組織はOCTブロックにマウントされます。ホルマリン固定組織をパラフィンブロックに包埋する(FFPE組織)場合は、段階的に濃度を薄めたアルコールとキシレンで脱水処理を行い、その後パラフィンワックスで浸透処理を行います。弊社では、多数の組織サンプルを処理でき、一貫した処理が可能な自動組織処理装置を使用しています。

パラフィン包埋
自動組織プロセッサによって脱水およびパラフィン浸透処理された組織は、パラフィンブロックに埋め込まれます。パラフィン包埋ステーションを使用して、型に組織を適切に配置し、適切な融点と硬度を持つパラフィンワックスを型に流し込み、高品質の組織切片作成とそれに続く染色を容易にします。

組織切片
組織の切片化にはデジタルマイクロトームを使用しています。この高精度の機器は、幅広い厚さの切片化が可能です。FFPE組織の場合、通常は5μmの厚さで切片を作成します。当社では、ミクロトームを冷却/凍結ステージと組み合わせて使用しています。この方法により、FFPE組織を迅速に切断できるだけでなく、凍結組織の切片作成にも優れたセットアップを提供できます。通常、凍結組織は20~30μmの厚さで切片を作成します。
当社の組織標本作製サービスについて、さらに詳しく知ることができます。